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今月は「東京の居酒屋の宝」と評される、北千住の名店「大はし」のご紹介です。
創業は明治10年。東京の居酒屋の中でも、最も伝統のある店のひとつと言われています。昔ながらの面影の残る旧日光街道沿いにあり、そのさりげない(^^;たたずまいは昔日の「江戸の粋」を感じさせます。
店先には大きく「千住で二番」との看板があり、のれんには「大はし」「山形正宗」の文字。木格子の扉を開くと、そこには白木の「コ」の字カウンターが広がっています。ちなみに、なぜ「二番」なのでしょう?旦那さん曰く、お客さんが一番だからだそうです。
大はしの名物は「にこみ(平仮名表記なんですね)」と「肉とうふ」。カウンターの奥に鎮座している黒い大鍋で、コトコトと毎日煮込まれています。これが絶品です。筆者が東京で会社員をしていたときに、すっかりファンになりました。夏はビール、冬は熱燗、それも普通酒で一杯は最高です。蔵元がこんなことを書くのも何ですが、吟醸などはあまり合いませんよねえ。この店に、昔から当蔵のお酒を入れて頂いていることは幸福です。
現在、旦那さん(写真右)と息子さんの二人で切り盛りされています。これからも変わらず在り続けることでしょう。応援しています。
今回は筆者の感情がいつになく移入されたご紹介でした。
※参考文献 『精選 東京の居酒屋』 太田和彦著
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